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紫外線の発生条件 どのタイミングで気を付けるべきか?

紫外線が一般的に強いのはやはり夏です。ただし太陽が降り注いでいる以上、夏に限らず何らかの条件で私たちは常に紫外線を浴びています。それでは紫外線を受けやすく条件とは一体どんな時でしょうか?ここでは、紫外線が発生しやすい時期や時間帯、天候などの環境についてお話ししています。

 

 

紫外線が強くなりやすい条件

 

季節は春先から夏にかけてが注意

紫外線の季節と言ってまず思い浮かぶのはやっぱり。特に8月頃が最も紫外線が強いイメージがありますが、実は紫外線は春先から徐々に強くなり始めます。最も紫外線が強くなる時期と言うとそれぞれ紫外線の種類によって異なりますが、基本的には5月から8月にかけてが紫外線の要注意シーズン。

1年のうちに浴びる紫外線量の約80%をこの時期に浴びていると考えられており、特に警戒が必要な時期となります。それに比べては大気の影響などで紫外線量も弱まります。しかし冬だからといって油断は大敵。紫外線の量が決してゼロになると言う事はありません。

 時期による紫外線の量については「紫外線の基本知識 紫外線とは」をご覧下さい。

 

 

紫外線が強い時間帯は?

1日のうち紫外線が最も強くなる時間帯は午前10時~午後2時。太陽が丁度真上に差し掛かかってから傾き始めるまでです。この約4時間で、1日で降り注ぐ紫外線の量の約50%以上を占めているされます。逆に一番紫外線の量が少ないのが、日の出と日の入りごろです。

 

 

紫外線は山間部の方が強い!

地表より山間部の方が紫外線を浴びる量は増してきます。山間部は地表より太陽により近い位置になるため、その分紫外線にあたる量は増える事となります。また地表に比べ空気が浄化されているため、紫外線を妨げる空気中のホコリなどが地表より少なくなります。そのため紫外線を直接浴びやすくなってしまうのです。特に紫外線B波の影響をより受けやすくなるとされています。

また、雪山は紫外線の反射率約85%もあります。地表の芝生や土などの反射率が約10%である事から考えるとかなり高い数値である事が分かります。

同じ理由で海も反射率が高いのでご注意ください。

 

 

日差しの強い地域ほど紫外線は強い。

一般的に日差しの強い南部ほど、紫外線量がそれに伴って増える事になります。日本国内の場合で言うと、沖縄は北海道に比べて紫外線量は約2倍もあると言われています。

 

 

当然だけど屋外に長くいる人は紫外線の量も多い

日頃から屋外で太陽を浴びる機会が多い人も、当然紫外線の影響を受けやすくなってきます。例えば、仕事や日常生活上屋外にいる時間が長い人の方が、屋内にいる事が長い人より紫外線をより受けていると言えるでしょう。

 

 

天候。晴れの日は当然紫外線は強いけど、曇や雨だって注意

紫外線を浴びるのは晴れの日だけとは限りません。紫外線量はもちろん晴天の日が最も高くなりますが、曇りや雨の日でも紫外線は地上に十分届いています。また紫外線は水分を透過する事ができます。雨や空気中の水蒸気が集まって出来る雲を通過して、地表まで到達出来るのはこのためです。夏の代表的なレジャーである海水浴やプールなどで水中にいても、紫外線の影響は多少受ける事になります。

 

△天気と紫外線量の割合
天気 紫外線量(紫外線B)
快晴 100%
薄曇り 50~80%
雨雲 20~30%

 

 

頭上からの紫外線対策だけでは不十分。反射する紫外線にも注意

紫外線は、地面に反射したり空気中のホコリなどが原因で散乱します。そのため、屋外で日傘をさしたり日陰にいるなどして直接日光を浴びる事がなくても、少なからずその影響を受けてしまいます。紫外線B波はガラスに吸収されるので、屋内や車中であれば紫外線B波を浴びる可能性は低いでしょう。ただし薄手のガラスは紫外線B波を透過する事ができます。また紫外線B波に比べて悪影響が少ない紫外線A波も波長が長いためガラスを通過する可能性があります。

 

アスファルト/コンクリート/水面 約20%
芝生/土 約10%
雪山 約85%
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