日焼け対策・日焼け予防のポイント

海水浴にキャンプ、スポーツ、アウトドアなど。夏の時期にこそ楽しみたいレジャーも色々ありますね。しかしレジャーと日焼けはつきもの。一見健康的なイメージがありますが、日焼けは「火傷(やけど)」の一種でもあるのです。うっかり日焼けをしてしまった場合は、その都度しっかりと対処しておきましょう。適切なアフターケアをしておかないと後々そのツケが回ってくる事に…。

ここでは、日常に取り入れることができる日焼け対策、役立つグッズやそれらの使い方などを分かりやすく解説していきます。

 

 

日常的に取り入れたい日焼け予防対策

日焼け対策はデイリーケアが大切です。外出の際などにも手を抜かないようにしましょう。

 

外出時の紫外線対策

日焼けから身を守るためには、紫外線を浴びない事が一番の対策になります。しかし日常生活上、外に全く出ずに家の中に閉じこもっているわけにもいきません。外出時には紫外線の影響を受けないための工夫をする事が大切です。

 

【外出時の紫外線対策のポイント】

 

・紫外線の防止になるアイテムをうまく活用する

紫外線が特に強い夏の時期。高い気温が続くため薄着で過ごす事も多く、肌が直射日光にあたりやすくなります。そんな時は、帽子や日傘、紫外線カット効果のあるサングラスなど日焼けの予防になるアイテムを上手に活用しましょう。詳しくは「紫外線対策に活用したいアイテム」をご覧下さい。

 

・日焼け止めクリームをしっかり塗る

帽子や日傘、サングラスなど日焼けの予防アイテムではカバーする事ができない、顔や手などの素肌には日焼け止めクリームが有効です。1日に何度か塗り直すなど、日焼け止めを効果的に使って肌を紫外線から守りましょう。(参考:日焼け止めクリームの選び方

 

・紫外線を受けにくい服装を選ぶ

紫外線から肌を守るには、肌を覆いやすい長袖や襟のついた服のほか、紫外線を防ぐのに有効な素材や色を選ぶなど、紫外線対策になる服装を身に着けるようにしましょう。(参考:紫外線を受けにくい服装、洋服とは

 

・紫外線を長時間浴びないようにする

日陰は日なたに比べて紫外線量が半分程度に減少すると言われています。外出の際はなるべく日陰を歩いたり、時々建物や地下道に入るなど、紫外線を続けて長時間浴び続けない工夫をしましょう。

 

 

屋内での紫外線対策

建物内や車の中など屋内は、屋外に比べると紫外線の影響は少なくなります。とは言え、紫外線A波(UV-A)は窓ガラスを透過するとされており、屋内でも全く影響がないわけではありません。屋内でも直射日光を受けない環境作りをするなど、紫外線対策が必要となります。

 

    【屋内での紫外線対策のポイント】
  • 窓ガラスに紫外線カット加工がされているフィルムを貼る
  • UVカット効果のある遮光カーテンを使う
  • 窓際には「緑のカーテン」など植物を栽培したり、よしずを活用する
  • デスクやソファ、ベットなどは窓際から離れた場所に設置する
  • 室内でも日差しが差し込んで来る場合は日焼け止めを塗る

 

 

紫外線予防に効果的な食事をする

人が紫外線を浴びると体内で活性酸素が発生します。この活性酸素は人の健康や美容にとっては大変有害なもの。老化だけでなくあらゆる病気の原因となってしまいます。しかし紫外線や生活習慣など、私たちの日々の生活ではこの活性酸素の発生を完全に止める事は不可能。そのため活性酸素へ対しての対策となる「抗酸化」は欠かせないのです。

だからこそ抗酸化作用のある食品を把握して、活性酸素に負けない体作りをする事が大切です。その事が紫外線対策につながっていくのです。それでは活性酸素を抑制するためには具体的にどのような栄養素が効果的なのでしょうか?ここでは、紫外線対策に欠かせない抗酸化作用を持つ食品を紹介しています。日頃の食事にバランス良く取り入れると良いでしょう。

 詳しくは「紫外線対策になる食事」をご覧下さい。

 

 

日焼けしてしまった場合の応急処置

では実際に紫外線を集中的に浴びて日焼けをしてしまった場合、どのように対処すれば良いでしょうか?
紫外線を浴びて肌が火照っている場合は、まず肌を冷やす事が大切です。

肌の火照りを抑えるには、
  • 冷水シャワーで肌を冷やす
  • ぬれたタオルで肌を冷やす
  • 冷たく冷やしたタオルなどで肌を冷やす
  • ビニールに入れた氷を肌にあてる
などの方法があります。

ただし長時間冷やしすぎると体温を下げてしまうので気をつけます。また、日焼け直後は肌を無理にこすったりするなど、肌に負担になるような事はやめましょう。余計な刺激を与えると肌が炎症を起こすなど返って逆効果。肌トラブルの原因となる場合があるので注意が必要です。

 

さらに、日焼けした肌は水分が急激に減っています。火照りが引いてヒリヒリ感が落ち着いてきたら、クリームやローションなどの保湿剤水分補給を行うと良いでしょう。ただし、水ぶくれが出来るなど日焼けの程度がひどい場合や、冷却をしても火照りやヒリヒリ感が取れない場合は、自己判断をせず皮膚科を受診しましょう。紫外線は浴び続けるほど肌に負担がかかります。日焼けをしてしまった時はそれ以上日焼けをしないようにする事が大切です。

 

 

日焼けのアフターケア

日焼け直後は上の項目の通り、直ちに応急処置を行って肌をクールダウン。それが終わったら次はアフターケアです。この時適切な肌のケアをしないと、皮がむけるなど後々肌のトラブルへと発展してしまう場合も。ここではアフターケアで気をつけたいポイントを紹介します。

 

炎症を抑える処置をする

日焼けをした部分のほてりがある程度収まったら、次に炎症を抑える処置をしましょう。非ステロイドの鎮痛消炎剤が配合された軟膏などは、かゆみや痛みを鎮える作用もあります。皮膚科で処方される、内服薬の消炎剤アスピリンも有効です。また薬剤以外でも、アロエやハーブなどを使用しても良いでしょう。
参考:アロエの美容効果

 

保湿ケア

日焼けをした肌は水分が蒸発して乾燥状態になっていますので、肌の保湿が大切になります。朝と夜、入浴後などは肌を乾燥させないために化粧水や乳液などでまずは水分補給を。その後水分を逃さないようにクリームなどで保湿を行います。この際の基礎化粧品は低刺激のものを選ぶと良いでしょう。

 

 

絶対にやめよう!日焼けの際のNG

日焼け直後に化粧品を使用しない

日焼けした肌は急激に水分が蒸発し乾燥しています。クリームやローションなど保湿剤で水分を補う事は大切ですが基本的に化粧品は化学物質です。日焼けした肌に化粧品を塗る事によってより日焼けの症状を悪化させ、肌トラブルの原因になる事も。日焼け直後はしばらく様子を観察し、火照りやヒリヒリとした肌の痛みがおさまるまで本格的な化粧品の使用は控え、口紅やアイシャドウなどのポイントメークだけにするなどしましょう。

 

熱いお風呂には入らない

熱湯は日焼けをした肌には大変負担となります。なるべく日焼け当日の入浴は避けたほうが良いでしょう。どうしても入浴する場合は、ぬるめのお湯にさっと入る程度にしましょう。

 

太陽光線を避ける

日焼けをした時は、それ以上日焼けをしないようにする事が何より重要になります。日焼けは肌が火傷(やけど)をしているようなもの。肌を日光に続けてあてるとさらに肌の状態を悪化させてしまいます。一度日焼けをしたら、日陰など直射日光にあたらない場所に移動するなど、肌が引き続き紫外線にあたらないようにしましょう。

 

肌に刺激を与えない

日焼けをして数日たつと皮膚のがむけてくるようになります。この皮膚の皮は自然とはがれてくるので、無理にはがさないように気をつけましょう。また日焼けの後に痒みを感じても、かかないように気をつけます。

 

服の着脱に気をつける

服の着脱はゆっくりと丁寧に行いましょう。雑に行うと肌を衣類でこすりったり皮がめくれたりして、肌を傷める場合があります。また、日焼けをした後はなるべく柔らかい素材の服を選び肌に刺激を与えないようにしましょう。

 

たばこを吸わない

喫煙は体内のビタミンCを破壊すると言われています。ビタミンCは活性酸素を排出してくれる抗酸化作用があるなど、紫外線対策のためには欠かせない栄養素です。ビタミンCを体内から逃がさないためにもタバコは控えましょう。
参考:禁煙.net タバコをやめる禁煙方法アドバイスサイト

 

###