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子供への紫外線対策

かつて子供達はできるだけ日光浴をして、真っ黒に日焼けをしている方が健康的だと考えられていました。以前は母子健康手帳にも「日光浴のすすめ」という項目があったほどです。しかし近年紫外線は、皮膚がんや白内障など人の健康に悪影響を及ぼす事が分かったのです。そしてそんな紫外線の影響を最も受けやすいのが子供達。それでは子供達のための紫外線対策とは具体的にどのようにしたら良いのでしょうか?

 

 

子供達に紫外線対策が必要な理由

子供時代は、体の細胞分裂が活発に行われるなど成長が盛んで、環境に対しても影響を受けやすくなる時期です。それに関連し、人が一生のうち浴びる紫外線量の約50%は18歳までに浴びると言われており、18歳未満の日焼けはその後の皮膚がんや白内障などの発症率を高めると言われています。また子供のころに大量の紫外線を浴びた場合、コラーゲン内の弾性繊維「エラスチン」を生成する能力が低下。しかしそれら紫外線の影響は子供の時には出にくく、成長した後にシミやシワなど紫外線が原因で起きる「光老化」となって現れます。この事からも、いかに赤ちゃんや子供達の紫外線対策が大切かが分かります。 世界保健機構(WHO)でも子供の紫外線対策の必要性を訴え続けています。しかし、幼い子供達はその重要性が判断できない世代。大人が子供達の発育と将来の健康のために気をつけてあげる事が重要です。

 

赤ちゃん・子供の紫外線対策

子供時代には外で元気に遊んだりスポーツをする事も、子供達の成長にとても大切な事。その中で、いかにして子供達に紫外線対策をさせるかが重要なポイントとなります。紫外線対策は幼い頃から始めるとさらに効果的。では、具体的に子供達に対してはどのような紫外線対策がより効果的なのでしょうか?

 

紫外線が強い時間帯(正午前後)は日光に当たらないようにする

紫外線が子供達に影響を与えるとは言え、子供達を外に出さないわけにはいきません。1日のうち紫外線量が最も強いのが正午前後(10時~14時)頃とされていますので、この時間帯に子供達を屋外に出させるのを控えると良いでしょう。外で遊ばせるのは、上記以外の紫外線量が少ない時間帯にします。

 

屋外で子供達が紫外線を避けられる環境を整える

海水浴や行楽などレジャーで長時間外に出る場合などは、子供達を紫外線から守る環境作りをする事が大切です。ひさしの下、木の陰、建物の陰、パラソルやテントの下など、外での活動の際は日陰の休憩スペースを作って上げると良いでしょう。ベビーカーに乗せる時は日よけを忘れずに。

 

子供達の服装に気をつける

通学や外出時は帽子を被ったりなるべく長袖を着るなど、肌に直射日光を受けさせないように工夫してあげましょう。とは言え暑さが厳しい夏場は、長袖を着るのを嫌がる子供達もいるかもしれません。半袖を着せる場合は刺激の少ない日焼け止めを塗ってあげると良いでしょう。

 

子供達から進んで紫外線対策を意識するように教える

大人が一方的に紫外線対策を行っても、その意味を子供達が理解していなければ意味がありません。紫外線を浴びる事で体に悪い影響がある事をわかりやすく説明して、子供達から率先して紫外線対策を行うのが理想的です。

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